ビューティコラム

ピコレーザーとは1兆分の1単位で照射できるシミ取りレーザー

美肌治療  2019.05.16

加齢とともに現れやすい顔のシミ。クリニックでは、レーザーによる治療が行われています。近年、ピコレーザーというレーザー機器が導入されはじめています。1兆分の1秒という非常に短い時間だけ照射するのがピコレーザーの特徴ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ピコレーザーの特徴やメリット、安全性などについて詳しく解説します。

ピコレーザーとは

ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位でレーザーを照射できる機器のことです。従来のシミ治療に用いられるQスイッチレーザーはナノ秒ですが、ピコ秒はその1,000分の1の単位となります。

従来のレーザーとの違い

シミにレーザーが有効なのは、シミを作るメラニンをレーザーで破壊できるためです。レーザーの熱によって色素を分解することで、身体の機能によって自然に排出できるようになります。 ピコレーザーと従来のレーザーの違いは、オプティカルブレイクダウンという現象によって、衝撃波を用いた色素の破壊が可能なことです。熱と衝撃波の両方を用いて、シミの原因となるメラニンを破壊できます。

ピコレーザーのメリット

従来のレーザーではなく、ピコレーザーを使うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ピコレーザーを選ぶメリットをご紹介します。

肌へのダメージが少ない

ピコレーザーは、非常に短い時間だけ照射するため、肌に熱のダメージが加わりにくくなっています。レーザーがメラニンに反応することで熱が発生しますが、ピコレーザーは熱の発生が少なくなっています。

そうなると、十分に熱が与えられないことでメラニンの破壊ができなくなりますが、ピコレーザーはオプティカルブレイクダウンによる衝撃波で効果をカバーしているのです。つまり、効果は従来のレーザーと変わらないのに肌へのダメージが少ないという特徴を持ちます。 また、はっきりとテープで保護したり、軟膏を塗ったりする必要がありません。照射の翌日からは、コンシーラーでも隠せるため、日常生活に支障をきたさないことが特徴です。

痛みが少ない

1兆分の1秒単位で照射することにより、熱に伴う痛みを抑えられます。また、照射部位の周りに熱が拡がらないことも痛みを抑えられる理由のひとつです。痛みの種類は、パチパチと弾くような痛みです。

痛みが強いと、シミのレーザー治療に対して消極的になり、シミに悩み続けることになる可能性があります。複数のシミに対して施術する場合は、それだけ痛みを抑えることが重要になるでしょう。

薄いシミが取れやすい

ピコレーザーは、熱と衝撃波の両方を用いるため、メラニンをより細かく砕くことができ、薄いシミが取れやすいことが特徴です。

ピコレーザーがおすすめな人

ピコレーザーは、次のような方におすすめです。

・Qスイッチレーザーなど他のレーザー機器ではシミが消えなかった

・痛みが苦手でレーザー治療を受けることに消極的になっている

・仕事柄、ダウンタイムが長いと支障をきたす ・複数のシミができている

ピコトーニングとは

ピコレーザーを用いた方法にピコトーニングがありおます。ピコトーニングとは、ピコレーザーの出力を抑え、施術箇所に対してシャワーのように照射する方法です。強い炎症が起きた後にできる炎症後色素沈着や肝斑などのシミは、高出力のレーザーによって悪化する可能性があります。

そのため、ピコトーニングを用いられるのです。なお、レーザートーニングそのものは、従来から行われていました。ピコトーニングでは、従来のレーザーよりも熱が抑えられるため、効果も弱まると考えられますが、オプティカルブレイクダウンによる衝撃波を加えることで効果を補っています。

ピコレーザーを用いた治療のダウンタイム

ピコレーザーはダウンタイムが短いレーザー機器ですが、次のような症状が現れます。

・赤み(数時間程度)

・ヒリヒリ感(数時間~数日)

・かさぶた(数日)

このように、全く肌へのダメージなしにシミを治療できるわけでないので注意しましょう。従来のレーザー機器での治療では、ダウンタイムがさらに長くなります。

ピコレーザーの治療を受けられない方

ピコレーザーは、次のような方は受けられません。

・妊娠中や授乳中の方
妊娠中や授乳中の方に対する安全性は確認されていません。

・光過敏症の方
光過敏症の方がレーザーを受けると、赤みやヒリヒリ感などのトラブルが起こりやすくなります。

・照射部位に感染症や皮膚がんがある方
ピコレーザーは熱と衝撃波で刺激するため、異常が起きているところには照射できません。

・その他の病気がある方
心臓や脳の病気、糖尿病の方、てんかん発作が起きたことがある方も照射できません。

・照射部位を日焼けしている
日焼けしているところに照射すると、メラニンに反応し、火傷をする恐れがあります。

シミをできるだけ濃くしないことが大切

ピコレーザーは、薄いシミを消すことが得意なレーザーですが、シミを完全に消せるとは限りません。そのため、シミをできるだけ濃くしないことが大切です。シミが濃くなる原因と予防策は次のとおりです。

・紫外線
紫外線は、肌の奥深くに到達し、DNAを傷つけてしまいます。それを防ぐためにメラニン色素が分泌され、紫外線の侵入を妨げているのです。つまり、メラニンは身体を守るためのものと言えます。通常、新陳代謝によって自然に剥がれ落ちますが、紫外線を頻繁に受けると新陳代謝による排出が追い付かず、皮膚に沈着してシミとなるのです。

シミを濃くしないために、紫外線対策をしましょう。日焼け止めクリームを塗る、サングラスをかける、帽子をかぶる、日傘をさすなどがおすすめです。紫外線を抑えることで、新陳代謝によるシミの排出もスムーズになり、シミが薄くなることも期待できます。

・摩擦
摩擦も紫外線と同じく肌にダメージを与え、メラニン色素の分泌を促します。顔を手で触るクセがあったり、ゴシゴシと洗顔したりしている方は、普段の行動やケアを見直しましょう。洗顔の際には、手の指でクルクルと円を描くように優しく洗ってください。

・生活習慣の乱れ
生活習慣が乱れると、新陳代謝が悪くなり、メラニン色素の排出スピードが低下します。その結果、皮膚に沈着してシミになります。十分かつ良質な睡眠、栄養バランスの良い食事、適度な運動、ストレスケアを心がけましょう。

まとめ

ピコレーザーは、1兆分の1秒だけ照射することで、ダウンタイムや痛みを抑えたレーザー機器です。メラニンをより細かく粉砕し、シミの排出をサポートしてくれます。薄いシミに悩まされている方は、ピコレーザーの治療を受けることをおすすめします。また、肝斑や炎症後色素沈着にはピコトーニングが適しています。ピコレーザーによるシミ治療で、負担を抑えてシミを改善させましょう。

【記事監修】ウィクリニック 銀座院 院長
秋田 護(あきた・まもる)

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