副皮(ふくひ)とは、小陰唇と大陰唇の間にあるヒダ状の部分です。
女性器の中でも、特に個人差が大きな部位ですので、「副皮切除手術を受けたい」という方も多くいらっしゃいます。
この記事では、そんな副皮切除手術についてまとめました。
女性器の形やにおい、汚れ、感度などにお悩みの方は、ぜひご一読ください。
副皮は大陰唇と小陰唇の間にあるヒダ状の部位
副皮(ふくひ)とは、小陰唇と大陰唇の間にあるヒダ状の皮膚のことで、クリトリス包皮や小陰唇につながる部分です。
小陰唇と区別がつきにくい部分であるため、混同されている方も多くいらっしゃいますし、実際に小陰唇副皮が連続している方もいます。
また、副皮はすべての女性にあるわけではなく、全く無い方もいらっしゃいます。
中には2重、3重にある方、片方のみにある方もいらっしゃり、個人差が大きい部分なのです。
このように副皮は個人差があるため、どのような形であったとしても異常な状態ではありません。
また、副皮は女性器の中でも認知度が低い部分であり、特になにか役割があるわけではありません。
一方で、この副皮が余っていると下記のようなデメリットが発生してしまいます。
- 汚れが溜まってしまう
- においや炎症の原因になる
- トイレットペーパーが付いてしまう
- 感度の妨げになる
このようなデメリットを解消するための手段が「副皮切除手術」です。
※女性器比較表引用
副皮切除手術は、バランスのよい女性器を目指す施術
副皮切除手術は、副皮の余剰な部分を切り取って、バランスのいい女性器を目指す施術です。
副皮には特に役割がないため、切除したとしても日常生活に大きな問題が発生することはありません。
むしろ汚れ、におい、炎症、感度の低下などさまざまなデメリットの解消が目指せるため、前向きな気持ちで手術を受ける方が多くいらっしゃいます。
後述しますが、副皮切除手術はメスを使用する外科手術です。
もちろん麻酔を施しますので、痛みが不安な方もご安心ください。
こんなお悩みの人におすすめ
副皮切除手術は、以下の悩みを持っている方におすすめです。
- 副皮の大きさが気になる方
- 副皮の左右差が気になる方
- 副皮をきれいに整えたい方
- 副皮周辺に炎症を起こしやすい方
- 下着などに擦れて痛みを感じる方
- パートナーに陰部の状態を指摘された方
- 副皮に垢が溜まってニオイが気になる方
- 他の病院で副皮切除術を受けたが、仕上がりに仕上がりに不満がある方
副皮切除は、小陰唇縮小と同時に受けるのがおすすめ
副皮は小陰唇と大陰唇の間にあるヒダ状の皮膚です。
個人差はありますが、副皮は小陰唇と連続していることもあり、副皮のみの施術だと全体のバランスが改善しない場合があります。
そこで、女性器全体の形をバランスよく整えるために、小陰唇縮小の施術を同時に受けることをおすすめします。
また、クリトリス包茎の方の場合も同様で、副皮切除手術との同時施術がおすすめです。
副皮の切除と小陰唇縮小、クリトリス包皮の施術を同時に行うメリットとしては、ダウンタイムが1度で済むという点が挙げられます。
当院ではこれらの施術が可能ですので、ぜひご相談くださいませ。
副皮切除手術の種類と縫合方法
副皮切除手術の種類と縫合方法について解説します。
メス・RFメス
副皮切除手術は切開が必要な施術なので、メスを使用します。
また、RFメスと呼ばれる高周波メスが使われる場合があります。
また、RFメスは婦人科形成でも使われることがありますが、当院では使用していません。
というのも、高周波メスの灼熱によって大事な血管が傷つかないよう配慮するためです。
外縫い
外縫いは切開した表面を糸で縫合する方法です。
外縫いのメリットは費用が安価で済むことですが、中縫いと比較すると施術後の傷跡は目立ちやすくなってしまいます。
中縫い
中縫いは溶ける糸を用いて副皮の内部から縫合する方法です。
より緻密な作業になるため時間はかかりますが、その分、傷跡が目立たないきれいな仕上がりが目指せます。
また、中縫いには溶ける糸を使用するため、抜糸の必要がありません。
医療用ボンド
クリニックによっては医療用ボンドが使用される場合があります。
当クリニックでは、女性器に対しての安全性の観点から使用はしていません。
麻酔
当院では、静脈麻酔、エクスパレル麻酔、笑気麻酔を用意しています。
施術時の痛みや不安を軽減することはもちろん、術後の痛みにも配慮できるため、安心していただけましたら幸いです。
施術の流れ
医師によるカウンセリングを通じて、患部の状態を確認します。
言葉だけではイメージが伝わりにくいので、モニター様の実際の症例写真を見ていただいて、具体的な術後の仕上がりをイメージしやすいように心がけております。
痛みに配慮するため、静脈麻酔・エクスパレル麻酔・笑気麻酔を併用します。
施術時間は30分〜60分程度です。
医療用ボンドは使用せず、形成外科縫合のみで行います。
施術後に状態を確認し、問題がなければ施術は終了です。
手術当日は長時間の歩行を避け、帰宅後できるだけ安静にお過ごしください。
副皮切除手術のリスク・副作用
手術後3日間程度は腫れが生じますが、長くても2週間程度でおさまることがほとんどです。
極稀に、感染や化膿が生じる可能性があります。
人間の体は左右非対称であるため、完全に左右対称にすることは難しく、どうしても左右差が生じます。
また、仕上がりが小さく切りすぎたとしても、取り除いた副皮をもとに戻すことはできません。
そのため、カウンセリングやデザインの段階で入念にすり合わせを行い、満足度の高い施術を心がけております。
副皮切除手術の注意点
副皮切除手術を受ける方は、以下の点にお気を付けください。
- 術後1週間程度は血がにじむ可能性があるので、ナプキンを当てることをおすすめします。
- シャワーは翌日からしていただけますが、水で軽く流す程度にしてください。また、入浴は施術後1週間以降から可能です。
- 施術後の激しい運動は2週間控えてください。また、患部に力が加わるような運動や動作も2週間はお控えください。
- 性交渉可能な時期については、術後から10日から2週間程度です。個人差がありますので、詳しくは施術の際にご説明いたします。
副皮切除手術に関するQ&A
Q1.副皮は切除した方が良いのでしょうか?
副皮のデメリットが気になってしまうのであれば、切除した方が良いかもしれません。
副皮を失うことで日常生活に支障が出ることはありません。
見た目や汚れ、においなどが気になるようであれば、切除するのもひとつの方法です。
Q2.施術中に痛みはありますか?
ご希望に応じて、静脈麻酔、エクスパレル麻酔、笑気麻酔などを組み合わせて痛くない施術を心がけています。
詳しくはカウンセリングのときにご相談くださいませ。
Q3.小陰唇縮小やクリトリス包茎の施術と同時にすることはできますか?
もちろんできます。
女性器の問題を1度で改善できるだけでなく、ダウンタイムも1度で済むため、同時施術を希望する方も多くいらっしゃいます。
副皮切除手術の費用
当院では、以下の料金で副皮切除の手術が可能です。
- 両側/110,000円
- 片側/77,000円
- ワンデー両側(抜糸なし) /220,000円
- ワンデー片側(抜糸なし) /154,000円
- 他院修正/110,000円
お支払い方法や同時施術の料金については、カウンセリングにてご相談くださいませ。