加齢や出産、急激な体重変化によってたるんでしまった大陰唇を改善するなら、ヒアルロン酸による大陰唇増大術がおすすめです。
ヒアルロン酸はもともと体内にある物質のため、リスクやダウンタイムも少なく、気軽に受けやすい施術です。
この記事では、そんな大陰唇増大術の特徴や効果、ほかの施術との違いなどをまとめました。
たるみやシワ、ハリのなさなど、大陰唇の変化にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
ヒアルロン酸による大陰唇増大術なら、ふっくらとした状態が目指せる
大陰唇増大術とは、大陰唇にヒアルロン酸を注入し、ふっくらとハリのある状態を目指していく方法です。
大陰唇はふっくらとした左右一対の部分。恥丘から会陰あたりまであり、女性器の一番外側に当たります。
大陰唇はその内側にある小陰唇、腟、尿道などを保護する役割を持っています。
しかし、加齢や出産などが原因でだんだんとそのハリや厚みは失われ、たるんできてしまいます。
顔や腕が老化することでたるむのと同様、大陰唇も衰えてしまうというわけですね。
大陰唇の衰えによってシワが増えたりたるんだりすると、やはり見た目が損なわれてしまいます。
そこで見た目の改善に役立つのが、大陰唇増大術です。
ご自身の脂肪を移植する方法もありますが、傷跡が残るリスクがあるため、低侵襲な「ヒアルロン酸注入」による大陰唇増大術がおすすめです。
ヒアルロン酸注入剤の種類とその特徴
なお、当院では以下3つのヒアルロン酸を用意しています。
- ラインフィールコントア
- ウルトラXC
- ボリューマXC
ラインフィールコントアは、高濃度・高密度のヒアルロン酸注入剤。持続期間はおよそ1~3年ほどです。
ウルトラXCも、2~3年と長期的な持続効果が期待できるヒアルロン酸注入剤のひとつ。細かなシワなど、細部の治療にも適しています。
ボリューマXCは、適度な硬さを持つため、内側からのボリュームアップ効果が期待できるヒアルロン酸注入剤。ウルトラXCと同様、2~3年ほど効果が持続すると言われています。
大陰唇増大術は大陰唇のシワやたるみ、摩擦による痛みがある方におすすめ
ヒアルロン酸による大陰唇増大術がおすすめな人は、「大陰唇のシワやたるみが気になっている女性」です。
それまでふっくらとしていた大陰唇がたるんできたのを見ると、ご本人もショックですし、「パートナーにも見られたくない」とも思うものです。
しかし出産や加齢などの理由で大陰唇にシワやたるみが現れるのは、どうしても避けられません。
「だからと言ってそのままにするのは嫌」と思うのであれば、ヒアルロン酸注入による大陰唇増大術がおすすめです。
また大陰唇増大術は、「大陰唇の厚みが減ったことで小陰唇が下着にこすれて痛みがある女性」にもおすすめです。
大陰唇は女性器の一番外側にあって、小陰唇や腟、尿道を包み込み、外部の刺激からガードする役割を持っています。
しかしその大陰唇が厚みを失って小さくなってしまうと、それまでしっかりと包み込まれてガードされていた部分が露出してしまうのです。
特に小陰唇は、大陰唇のすぐ内側にあるため、大陰唇が厚みを失うとその影響を受けやすい部分です。
そのため下着に小陰唇がこすれてしまって、痛みや違和感が出る可能性があるのです。
大陰唇増大術を受ければ、再び大陰唇が厚みを取り戻して小陰唇を保護してくれるようになるため、摩擦による痛みや違和感などのお悩み改善も目指せます。
大陰唇がたるんでしまう原因はおもに3つ
大陰唇がたるんでしまう原因としては、「加齢」「出産」「急激な体重の変化」が挙げられます。
身体の皮膚は、年齢を重ねるとどうしてもハリを失って、たるんできてしまいます。
また皮膚の内側にあった水分や脂肪といったものも減少してきますが、それに合わせてすぐに皮膚が縮まっていくことはありません。
そのため、皮膚が余ることになって垂れ下がってくるわけです。
また、出産や急激な体重の変化によって大陰唇がたるむこともあります。
経膣分娩の場合、膣だけではなく大陰唇や小陰唇なども大きく伸びます。
伸びてしまった大陰唇は自然と戻ることもありますが、半年、1年経っても元通りにならない場合、大陰唇増大術がおすすめです。
また、肥満の方が急激に痩せたり、痩せ型の方が急に太ったりすると、大陰唇は大きく伸び、たるみにつながってしまいます。
このような場合に生じたたるみも自然に戻らないケースがありますので、大陰唇増大術がおすすめです。
自力でできる大陰唇のケア・予防策はほとんどない
「大陰唇のたるみを予防するためには、身体に筋肉を付けるといい」という説があります。
脂肪や水分が失われてしまった部分を筋肉で埋めることで、皮膚にハリと厚みを取り戻すイメージです。
しかし女性器には、失われた脂肪や水分をカバーするほどの筋肉は付いていませんし、女性器の筋トレなども難しいでしょう。
「骨盤底筋群のトレーニング」と混同している人もときどきいますが、たるみをケアする効果は期待できません。
骨盤底筋群のトレーニングは、膣のゆるみや骨盤臓器脱などを予防する効果は期待できても、大陰唇に厚みとハリを取り戻す効果はありません。
また、医学的根拠のないマッサージやトレーニングを行っても十分な効果が得られる保証はなく、その分の時間や労力が無駄になってしまいます。
大陰唇のたるみやシワに悩んでおり、確かな効果を求めるのであれば、ヒアルロン酸注入による大陰唇増大術がおすすめです。
大陰唇のたるみやシワの治療法
大陰唇のたるみやシワを改善する方法としては、以下の4つが考えられます。
ヒアルロン酸注入による大陰唇増大術
ポピュラーなのは、大陰唇に直接、ヒアルロン酸を注入してふっくらとした厚みとハリを取り戻す方法です。
ヒアルロン酸は人間の体内にもともと存在する成分ですので、注入しても異常が出る可能性はほぼありません。
ただしヒアルロン酸は注入後、時間が経つにしたがって少しずつ体内に吸収されていきます。
そのため、ヒアルロン酸注入による大陰唇増大術は、1年に1回程度、継続的に続ける必要があります。
脂肪注入による大陰唇増大術
患者様本人の太ももや下腹部など、脂肪の多い場所から皮下脂肪を吸引して大陰唇に注入する施術法もあります。
ただしこちらは、もともとの脂肪量が少ない痩せ型の患者様には行えない方法です。
また、脂肪壊死や石灰化のリスクもあるため、見た目の美しさを追求したい方には不向きです。
HIFUによる大陰唇増大術
HIFU(ハイフ)で大陰唇にアプローチしていく方法もあります。
ハイフとは、High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)という特殊なエネルギーでアプローチしていく施術。
たるみやシワを改善し、ハリ感をアップさせる効果が期待できます。
ただし注入法ほどダイレクトなボリュームアップ効果が期待できるわけではありません。
大陰唇縮小術
大陰唇のたるみを解消するだけであれば、大陰唇のたるんだ部分を切除する外科手術(大陰唇縮小術)もあります。
ただしこちらの場合は、大陰唇のたるみは解消できても再び小陰唇や腟、尿道を厚みのある大陰唇で包み込んで保護することは難しい可能性があります。
大陰唇がたるんで小さくなることで小陰唇が下着にこすれて痛みを感じる、という女性には不向きな施術法です。
やはり、リスクや手軽さ、見た目の美しさなどさまざまな観点から、ヒアルロン酸注入による大陰唇増大術がおすすめです。
施術の流れ
ヒアルロン酸による大陰唇増大術の流れは、以下の通りです。
- 準備
カウンセリングで大陰唇の状態を確認し、ヒアルロン酸注入剤の種類や注入量などを決めていきます。
施術に備え、麻酔を行います。 - 施術
大陰唇にヒアルロン酸を注入します。
注入は注射で行いますので、傷が残る心配はありません。
注入量にもよりますが、施術時間は10~30分ほどで、施術当日にご帰宅いただけます。 - アフターケア
大陰唇へのヒアルロン酸の注入が終了したら、しばらくの間クリニックで体調に異常が出ないか確かめ、問題なければすぐにご帰宅いただけます。
女性の専門医が責任を持ってアフターケアを行いますので、経過についてご不安があればお気軽にご相談ください。
大陰唇増大術(ヒアルロン酸)のリスク・副作用・失敗例
ヒアルロン酸の注入による大陰唇増大術には、次のようなリスクや副作用が考えられます。
- 内出血
- 痛み
- 腫れ
- 違和感
とはいえ、これらの症状は比較的短期間で治まることが多く、日常生活への負担は少ないでしょう。
しかし、知識や経験が不足している医師に任せてしまうと以下のような失敗が起こる可能性もあります。
- 左右非対称になる
- ボリュームアップしすぎる
- 肌が突っ張る
- 異物感やしこりが出る
そのため、カウンセリング時にはしっかりと説明を受けて、信頼できる医師を選ぶようにしましょう。
ヒアルロン酸注入による大陰唇増大術の料金
当院で行うヒアルロン酸の注入の料金は、以下の通りです。
- ラインフィールコントア:税込55,000円/1本
- ウルトラXC:税込55,000円/1本
- ボリューマXC:税込110,000円/1本
なお、当院ではカウンセリングや初診料、再診料、予約変更・キャンセル料、入会金などは一切いただきません。
大陰唇のたるみやシワにお悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。