VIO脱毛は、ムレやニオイなどの不快感に悩む方や、自己処理を手間だと感じている方に選ばれています。
しかし、「脱毛中に見られるのは恥ずかしい」「痛くないの?」「脱毛してから後悔しない?」といった疑問がある方も多いでしょう。
そこでこの記事では、美容皮膚科医の立場からVIO脱毛について徹底解説します。
VIO脱毛をした人の95%がメリットを実感している

「VIOのムダ毛は気になるけど、脱毛を受けるのはやっぱり不安」なんて考えている方も多いのではないでしょうか。
たしかに始める前は疑問点も多く、「恥ずかしい」「痛そう」「料金が高そう」などと考える方が多いと推察できます。
しかし、VIO脱毛にメリットが多いのも事実。自己処理を手間だと感じている方やデリケートゾーンを清潔に保ちたいという方から人気です。
ここで、あるクリニックが行った「VIO脱毛のメリット/デメリット」に関するアンケート調査の結果を抜粋します。
「VIO脱毛のメリットとデメリットは、どちらが大きいと感じますか?」という質問に対し、95%が「メリット」と回答したそうです。
後悔しないよう、クリニックやプラン、デザインについて吟味していただく必要はありますが、VIO脱毛を受けることで以下のようなメリットが考えられます。
- 自己処理の手間や肌トラブルから解放される
- ニオイやムレ、かゆみなどの不快感が軽減される
- 下着や水着などファッションの幅が広がる
- 自分に自信が持てるようになる
- パートナーや将来の介護者に配慮できる
逆三角形?ハイジニーナ?デザインは多種多様

一口にVIO脱毛といっても、デザインは多種多様。クリニックに通い始めてから後悔しないように、こだわりを持って吟味することが大切です。
なお、VIO脱毛をする上で欠かせない基本知識が、VIOの位置です。
- Vライン:デリケートゾーン上部
- Iライン:女性器の両側
- Oライン:お尻の穴の周り
以上を踏まえて、VIO脱毛のデザインについて見ていきましょう。
ナチュラル
ナチュラルは、毛量や質感を改善したい方におすすめの形です。
自然な形でありながら、下着や水着からはみ出ないように整えられるというメリットがあります。
トライアングル/オーバル
トライアングルは、ナチュラルの次に自然に近い形です。
Vラインを小さな逆三角形型に整えることで、よりファッションの幅が広がります。
オーバルは、トライアングルよりも範囲が狭めのデザインです。
丸みを帯びたI字のような女性らしい仕上がりで、大胆なデザインに抵抗がある方にも選ばれています。
スクエア/Iライン
スクエアは、オーバルよりも範囲が狭いデザインです。
Iラインを小さめの四角形に整えるイメージのため、ハイジニーナ(無毛)に抵抗がある方におすすめです。
Iラインは、その名の通り女性器周辺の毛を残すデザインです。
VラインやOラインの毛をすっきりさせながらも、よりデリケートな部分には毛が残るため、ナチュラルさを残したい方におすすめです。
ハイジニーナ
ハイジニーナは、VIO全てを脱毛し、ツルツルの状態になるデザインです。
海外では主流のデザインですが、生理のときの不快感や自己処理のストレスから解放され、いつでも衛生的に保てるため、日本でも人気が高まっています。
未来のことも見据えながらデザインを決めよう

いくら毛が頑固なVIOラインと言えど、1度医療脱毛が完了すると、毛は元通りになりません。
もちろん「毛が煩わしい」「生えて欲しくない」と思って脱毛する方が大半ですから、毛が生えてこなくなること自体はメリットです。
しかし、全くの無毛となるハイジニーナにしてから「温泉で恥ずかしい思いをした」と後悔する方もいらっしゃいますし、ナチュラルなデザインで脱毛してから「全部脱毛すれば良かった」と後悔する方もいらっしゃいます。
毛が残っている方の場合、再度脱毛を受けていただくことで解決しますが、なくなった毛を元に戻すことはできません。
そのため、5年後、20年後など、未来のことも考えながらデザインを決めるのが望ましいと言えます。
毛も大事な身体の一部ですから、よく吟味した上でVIOのデザインを決めるのがよいでしょう。
VIO脱毛の回数は毛の生え方や希望するデザインによって異なる

VIO脱毛に必要な回数には個人差があり、部位や希望するデザインによって変わります。
以下では、部位、デザインごとの脱毛難易度・回数・期間の目安についてまとめました。
Vラインは効果が出やすく、I・Oラインは少し難しい
Vライン | Iライン | Oライン | |
脱毛の難易度 | 抜けやすい | 抜けにくい | やや抜けにくい |
脱毛回数の目安 | 5~8回 | 10~15回 | 8~12回 |
脱毛期間の目安 | 半年~1年 | 2~3年 | 1~2年 |
まず、脱毛の難易度、回数や期間の目安については上図の通りです。
「毛量が減った」「質感が変わった」といった実感があるのは、3~5回目くらいです。
その後、回数を重ねるごとに次に生える毛の量がさらに減っていくでしょう。
ナチュラルは短期間、ハイジニーナは長期間
部位や毛の生え方によっても回数が異なりますが、デザイン別の難易度、回数、期間の目安としては以下の通りです。
ナチュラル | トライアングル/オーバル | スクエア/Iライン | ハイジニーナ | |
脱毛の難易度 | 早く完了する | やや時間がかかる | やや時間がかかる | 時間がかかる |
脱毛回数の目安 | 4~6回 | 8~15回 | 8~15回 | 10~20回 |
脱毛期間の目安 | 半年~1年 | 1~2年 | 1~2年 | 2~3年 |
「毛量を減らしたい」という場合は比較的短期間で完了しますが、「ツルツルの状態にしたい」という場合は1~2年かかります。
状態によってはそれ以上の回数を要することもあります。
ただ、「いったん8回ほどのプランを受けてみて、仕上がりに応じて今後のプランについて決める」という選択もできますので、あくまでも目安としてお考えください。
最終的にかかる回数や期間についてはやはり個人差があるので、クリニックと相談しながら進めてくださいね。
VIO脱毛の相場価格は1回あたり1~2万円

VIO脱毛は、クリニックで受ける医療脱毛の場合、1回あたり1~2万円が相場です。
全身脱毛のコースを受けるのか、VIOのパーツのみ脱毛するのかでも料金に差が出るので、選ぶ際はメニューの内容をよくチェックしましょう。
なお、「サロン脱毛の方が安い」という意見もありますが、長期間通わなければならない上、医療脱毛のような効果はありません。
エステサロンのマシンはかなり出力が弱く、一時的な減毛・抑毛効果しかないため、サロン脱毛のコストパフォーマンスはかなり悪いと言えます。
「VIO脱毛を安くすませたい」という方にこそ、医療脱毛がおすすめです。
マシンによってVIO脱毛の効率や痛み、料金が違う

医療レーザー脱毛で使用されるマシンには、以下の3種類があります。
ダイオードレーザー | アレキサンドライトレーザー | YAGレーザー | |
波長 | 755nm~810nm | 755nm | 1,064nm |
出力方式 | 蓄熱式 | 熱破壊式 | 熱破壊式 |
脱毛効率 | 連続照射が可能なため、スピーディー | 1回1回照射しなければならないため、時間がかかる | 1回1回照射しなければならないため、時間がかかる |
痛み | 痛みに配慮できる | 痛みが強い | 痛みがかなり強い |
料金 | 低料金化も実現可能 | 維持費がかかるため、料金は高め | 維持費がかかるため、料金は高め |
VIOとの相性 | VIOに向いている | 色素沈着(黒ずみ)の多いVIOには向かない | 痛みに弱い人には向かない |
このような違いがあるため、VIO脱毛により適している医療レーザーはダイオードレーザーだと考えられます。
もちろん症例によってアレキサンドライトレーザーやYAGレーザーを使っているクリニックもありますし、それが悪いということではありません。
ただ、「スピーディーに脱毛したい」「痛みが心配」という場合はダイオードレーザーがおすすめです。
なお、当院開発の蓄熱式ダイオードレーザーは、ダイオード、アレキサンドライト、YAGの3波長を搭載しており、1人ひとりの毛質・毛量に応じた照射も可能です。
痛みが心配な方、効率よく脱毛したい方は、ぜひヴィーナスワンをご検討ください。
デリケートなVIOのムダ毛が気になるなら、医療脱毛がおすすめ

VIOは、とてもデリケートな部位。入り組んだ構造をしているため、医学的な知識や経験のないサロン脱毛に任せることはおすすめできません。
スピーディーかつ高い効果が期待できる医療脱毛を選びましょう。
シェーディングやカミソリなどでお手入れをするという方法も間違いではありませんが、やはり手間がかかります。肌が擦れることで色素沈着(黒ずみ)が起こる原因にも繋がるほか、肌荒れや埋もれ毛などのトラブルが起こる可能性大です。
「恥ずかしい」「痛みが怖い」と考える方もいらっしゃいますが、クリニックではお客さまが不快な思いをしてしまわぬよう、最大限配慮できます。
多くのクリニックでは施術前にカウンセリングを実施しており、これらの不安も併せて相談できますので、まずはご安心くださいね。
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